奈良尾神社は、奈良尾の漁民たちが紀州七社権現の分霊を祀ったことを起源とする神社です。

境内には、国の天然記念物に指定されている巨大なアコウの木があり、その大木が参道をまたぐように立っています。

自然と融合した独特の景観から、多くの参拝客を惹きつける人気のパワースポットとなっています。

ふるさと観音公園は五島灘を望む奈良尾港近くの高台に位置し、心字池を中心として純日本庭園風に整備された公園です。

園内には北村西望によって制作された黄金色に輝く観音像があり、辺りを明るく照らしています。
また、公園のすぐ横には奈良尾温泉センターがあり、温泉を日帰りで楽しむこともできます。

米山展望台は米山の標高234mの場所に位置し、船をイメージしてデザインされた展望台です。

若松大橋や若松瀬戸のほか、山あいに浮かぶ教会が一望でき、長崎県観光百選の地として脚光を浴びています。

高井旅海水浴場は白い砂浜とエメラルドグリーンの海が魅力の海水浴場で、ウミガメが産卵に来ることもあります。

七目郷にある蛤浜海水浴場よりも比較的に波が高いので、サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人でもにぎわいます。

シーズン中は休憩舎が開設され、トイレやシャワー、更衣室を利用できます。

カトリック高井旅教会は「無限罪の聖母」を保護者とする教会で、1963年に創建されました。

赤い三角屋根が特徴で、高井旅海水浴場近くの小高い丘に位置していることから、白い砂浜と青い海を一望できます。

カトリック桐教会は「聖ペトロ」を保護者とする教会で、中五島最初の小教区として1897年に創建されました。

教会の入口横には、ガスパル与作とその父パウロ善七、ミカエル清川沢次郎を顕彰する「信仰の先駆者顕彰碑」があります。

高台から美しい瀬戸を望むことができ、その景色は壮観です。

中ノ浦教会は「おとめ聖マリア」を保護者とする教会で、1925年に創建されました。

内部に椿のような模様が描かれ、主廊には折上げ天井が施されています。また、木造の教会には珍しい高い鐘塔があることも特徴の一つです。

対岸から眺めると、教会全体が水面に映り込むことから「水鏡の教会」という愛称でも親しまれています。

大曽教会は「イエスのみ心」を保護者とする教会で、1879年に建立されました。

当初は木造でしたが、1916年にレンガ造りの教会堂となり、現在は県指定有形文化財に指定されています。

内部は3廊式で、主廊部・側廊部ともに漆喰仕上げ4分割リブヴォールト天井で造られているほか、外壁にはレンガの凹凸や色の違いを用いた装飾が行われ、意匠面の工夫も見られます。